Kanji
・クラウドエンジニア / フリーランス ・1993年生まれ ・愛媛県出身 / 東京都渋谷区在住 ・AWS歴5年 プロフィールの詳細
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本ガイドは、Visual Studio Code の拡張機能 Draw.io Integration がインストールされていることを前提に解説します。 Draw.io Integration 拡張機能では、XML形式のアイコンをカスタムライブラリとして登録できます。 Web サイト https://app.diagrams.net/ ではカスタムライブラリを作成することで、標準で用意されていないアイコンも追加できますが、拡張機能側ではカスタムライブラリを直接作成することはできません。 一度 Web サイトでカスタムライブラリを作成し、そのライブラリをダウンロードして拡張機能 Draw.io Integration に登録することで、Visual Studio Code 環境にもアイコンを追加できます。
今回は、 m-radzikowski/diagrams-aws-icons: diagrams.net shape libraries with AWS Architecture Icons で公開されている XML ファイルをダウンロードし、拡張機能 Draw.io Integration に登録する手順を解説します。 手順は「ステップ①: AWSのアイコンをダウンロードする」と「ステップ②: Visual Studio Code のユーザー設定にカスタムを登録する」の2つです。
まず、 m-radzikowski/diagrams-aws-icons: diagrams.net shape libraries with AWS Architecture Icons から必要な XML ファイルをダウンロードします。この記事の作成時点の最新版は AWS Architecture Icons 20240206.xml です。 ダウンロードした XML ファイルは任意のディレクトリに保存してください。例えば、ユーザーディレクトリに vscode-drawio というディレクトリを作成し、その中に保存するのも良いでしょう。パスは /Users/user01/vscode-drawio/AWS Architecture Icons 20240206.xml となります。
vscode-drawio
/Users/user01/vscode-drawio/AWS Architecture Icons 20240206.xml
次に、Visual Studio Code を開き、以下のキー(Windows: Ctrl + , 、Mac: Command + , )を押してユーザー設定を開きます。検索ボックスに drawio と入力し、 Drawio: Custom Libraries を選択します。その後、 Edit in settings.json をクリックしてください。
Ctrl + ,
Command + ,
drawio
Drawio: Custom Libraries
Edit in settings.json
settings.json に以下の設定を追加します。 entryId と libName は任意の値を指定し、 file にはダウンロードした XML ファイルのパスを指定してください。
settings.json
entryId
libName
file
"hediet.vscode-drawio.customLibraries": [ { "entryId": "AWS-20240206", //https://github.com/m-radzikowski/diagrams-aws-icons "libName": "AWS-20240206", "file": "/Users/user01/vscode-drawio/AWS Architecture Icons 20240206.xml" } ]
設定が完了したら、Visual Studio Code を再起動します。再起動後、適当な Draw.io ファイル(例: test.drawio )を作成し開いてください。 左ペインにある「その他の図形」をクリックします。
test.drawio
カスタムライブラリにある libName に付けた名前(例: AWS-20240206)のチェックボックスにチェックを入れ、適用をクリックします。(僕の環境の場合、なぜかライブラリ名が黒く表示されてしまいました。)
左側のパネルに AWS-20240206 が表示されていれば、設定が完了です。
AWS-20240206